下関ピアノ教室レトルピアノ

組曲「道化師」Op.26 2.道化師のギャロップ カバレフスキー

2021年4月11日 本番の演奏


大きい画面は、こちらからご覧ください。

小学3年(ピアノ歴4年2ヵ月) と講師の演奏です。
スコアからのアレンジです。
この曲の命は、テンポ。弾けないからと、ゆっくり、することは止めようと思いました。
しかし同音連打は鍵盤楽器ではむつかしい。
ので、レジストを作るときに、様々な工夫を凝らしました。
しかし、つなぎの部分、展開部は、甘かったと思います。
とくに、つなぎの16部音符の連続する部分は、始めは小さく、急激に大きくというスリルを出したかったのですが、
小さくしすぎてしまいました。
普通の部屋で聴いているときはいいのですが、大きいところでは、なくなってしまうものだとわかり、反省しています。
次、やることがあったら、完璧にしたいと思います。

近現代の音楽

組曲「道化師」Op.26 2.道化師のギャロップ カバレフスキー
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「組曲「道化師」Op.26 カバレフスキー

解説

組曲「道化師」Op.26は、1939年にカバレフスキーにより、作曲されました。
カバレフスキーは、ソ連(ロシア)の作曲家です。
組曲「道化師」Op.26は、全10曲から成る管弦楽曲です。
演奏時間は約16分。

1938年、カバレフスキーはダニエリ・M(1900年-1940年)の児童劇『発明家と道化役者』
のために16曲からなる付随音楽を作曲しました。
この劇は同年、モスクワの中央児童劇場で初演されましたが、
翌年、この中から10曲を選んで組曲として、「道化師」を発表しました。

オーケストラの初演は、1940年
場所は、レニングラードです。

組曲の構成
第1曲「プロローグ」
第2曲「ギャロップ(道化師のギャロップ)」
第3曲「行進曲」
第4曲「ワルツ」
第5曲「パントマイム」
第6曲「間奏曲」
第7曲「叙情的小シーン」
第8曲「ガヴォット」
第9曲「スケルツォ」
第10曲「エピローグ」

第2曲の「ギャロップ(道化師のギャロップ)」

「道化師」の第2曲「ギャロップ(道化師のギャロップ)」は、特に有名で、
単独で演奏されることが多い曲です。

日本では、「天国と地獄」とともに、「運動会」のBGMとして定番曲なので
曲名を知らなくても、聴けば「あの曲」と、思いだい人も多い曲ですね。

この曲は、とても速いテンポで、同音連打の多い曲です。
管楽器は、タンギングでやるのでしょうが、大変テクニックがいると思います。
それ以上に、これを鍵盤楽器で弾こうとすると、もっと大変です。
鍵盤楽器は、同音連打は、最も苦手とします。

対処法として、オクターブで、交互に弾く方法をとりますが、
手の小さい子供には、至難の業となります。

ちなみに「ギャロップ」とは馬術における全速力の指示を表し、
日本語では襲歩(しゅうほ)とも呼ばれます。
ここから派生してテンポ関係の音楽用語としても用いられています。

カバレフスキーと教育
カバレフスキーは、子供達の音楽教育に力を注ぎ、
注意深く聴き取ることや自分の印象をどのように言葉にするかを指導しました。
25のソ連の学校で音楽教育の実験的カリキュラムを設定し、自身も暫く7歳児学級を担当しています。
カバレフスキーの音楽教育に関する著作は、1988年にアメリカ合衆国でも出版されています。

カバレフスキーは、ピアノを始めたばかりの子供でも弾ける
ピアノ曲を残しています。

ドミトリー・ボリソヴィチ・カバレフスキー(ロシア)
1904年12月30日 - 1987年2月14日

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