下関ピアノ教室レトルピアノ

調子のよい鍛冶屋 HWV.430 ヘンデル

2021年4月11日 本番の演奏


大きい画面は、こちらからご覧ください。

小学2年(ピアノ歴1年5ヵ月) 5年生(ピアノ歴10ヶ月)の演奏です。
二人とも、初めての発表会でした。
最後の部分で、乱れたのが残念。最後になって、緊張が解けたのかな?
この曲は、連弾譜をもとに、アンサンブル演奏を参考に、データを作りました。

バロック時代の音楽

管弦楽組曲 BWV.1068 H.545第三番「ガボット」バッハ
調子のよい鍛冶屋 HWV.430 ヘンデル
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調子のよい鍛冶屋 HWV.430 ヘンデル

解説

ヘンデルは、1720年に、「ハープシコード組曲第1集」を出版しています。
この本は、「レッスン」とハイドンも言っているので、教則本として、出版されたのでしょう。
8曲の組曲が、入っています。
その中第5曲に「調子のいい鍛冶屋」は、入っています。

第5曲は、下記の4楽章からなっています。
 Praeludium(前奏曲)
 Allemande(アルマンド)
 Courante(クーラント)
 Air with 5 variations(エアと変奏)通称「調子の良い鍛冶屋」

エアとは、アリアの事ですが、ここでは、主題、テーマと考えるといいと思います。
良く知っているのは、変奏曲のテーマ部分という事です。
今日では、楽器にとらわれず、いろんな形で、演奏されています。

しかし、なぜこの曲が、「調子の良い鍛冶屋」と呼ばれているのか?
ヘンデルが、つけた題ではありません。
諸説ありますが、信ぴょう性にかけています。

唯一、ウィリアム・チャペル(1809年~1888年)による解説、『グローヴ音楽事典』(1889年)が、
信ぴょう性が高いとされています。
それによると、ウィリアム・リンタンという楽譜商が、この曲だけ取り出して、
たくさん出版したそうです。
この人は、かつては鍛冶職人の見習いだったそうです。
つまり、リンタンにちなんでいるのではないか。
リンタンがみずから「調子の良い鍛冶屋」と名づけて出版したのではないかと思われます。

日本では、「調子の良い鍛冶屋」という訳語が定着していますが、
これでは「お調子者」、「自分勝手な人」という誤解を招きかねないため、
「愉快な鍛冶屋」という訳語も使われつつあります。
楽しく、リズミカルに、ハンマーを鳴らして仕事をしている。という事です。

作品番号

HWVは、ベルント・バーゼルトがつけたハイドンの作品目録、作品整理番号です。
(独:Handel-Werke-Verzeichnis または Verzeichnis der Werke Georg Friedrich Handel)
『ヘンデルハンドブック』(Handel-Handbuch)全3巻(1978-1986年)におさめられています。
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
1685年2月23日 - 1759年4月14日 ドイツ出身で、イタリアで成功した後にイギリスで長年活躍し、イギリスに帰化
音楽の母と呼ばれる

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