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中学1年ピアノ歴7年10か月くらい 講師の演奏です。
初めは、他の人たちが演奏する予定だったのですが、急にお願いして一カ月で仕上げました。大変だったと思います。
こういう曲は、とことんまっすぐ、きっちりでなくてはいけませんが、
中間部は、流れた弾き方になっているのが、少し残念です。
きっちり弾けている部分は、雰囲気が出せたと思います。
曲は、連弾譜をもとに、原曲スコアを参考に、音作りをしていました。
管弦楽組曲 BWV.1068 H.545第三番「ガボット」バッハ
調子のよい鍛冶屋 HWV.430 ヘンデル
見よ、勇者は帰る HWV.63 ヘンデル
●バロック時代の音楽について
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管弦楽組曲第3番 BWV1068は、バッハが作曲した4つの管弦楽組曲のうちの第3番目の作品です。
第2番 BWV1067と並んで演奏機会の多い作品です。
作曲されたのは、バッハが世俗器楽曲を多数作曲したケーテン時代(1717年-1723年)、
またはそれ以前のヴァイマル(1708年-1717年)時代と考えられています。
第3番 BWV1068は、序曲、エール(エア、アリア)、 ガヴォット、ブーレ、ジーグの5曲から構成されています。
第ニ曲「エール」は「G線上のアリア」の編曲で有名です。
エールは、アリアのフランス読みです。日本では、アリアの方がなじみのある言い方ですね。
今回演奏する第三曲「ガボット」も、かなり有名です。
冒頭のテーマを聴くと「真っ赤だな、真っ赤だな」と、言っているように聞こえて、
日本人には、とてもなじみ深い曲のように思えます。
ちなみに「真っ赤だな」は、日本の童謡『まっかな秋』(作詞 薩摩忠 作曲 小林秀雄)という曲です。
第三曲「ガボット」は、弦楽合奏にトランペット3本,オーボエ2本,ティンパニが加わり,
宮廷の式典を彷彿とさせるような祝祭的な気分の漂う作品となっています。
しかし、この華やかな雰囲気は、
当時のケーテン宮廷の小規模な楽団には不釣り合いと思われ、
ライプツィヒ時代(1723年以降)に、コレギウム・ムジクムでの演奏のために、
大幅に加筆された可能性が高いとされます。
加筆は、本人によるものかは、不明です。
管弦楽組曲は、8世紀前半頃にドイツを中心として盛んに作曲された、管弦楽合奏による組曲です。
フランス風序曲形式の序曲を筆頭に、舞曲を主体とする小曲が数曲続く構成です。
ヘンデルの『水上の音楽』や『王宮の花火の音楽』などが有名です。
しかし当時は、フランス風序曲に始まる作品という意味で、組曲全体を「序曲」と呼ぶことが一般的でした。
バッハも、この作品群を「組曲」と呼ばず、「序曲」といっていました。
しかし、今日では、「管弦楽組曲」といえば、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の『管弦楽組曲』(BWV1066-1069)。
の事を指すようになっています。
BWVとは、 Bach-Werke-Verzeichnisで、ヴォルフガング・シュミーダーが1950年に著した
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(大バッハ)の音楽作品目録。
バッハ作品総目録、バッハ作品主題目録などともいいます。
正式名称は Thematisch-systematisches Verzeichnis der musikalischen Werke von Johann Sebastian Bach
(ヨハン・ゼバスティアン・バッハによる音楽作品の主題系統目録)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
1685年3月31日 - 1750年7月28日
音楽の父と呼ばれる