下関ピアノ教室レトルピアノ

2021年4月11日 発表会

2021年4月11日、発表会を行うことが出来ました。
参加人数は、15名と、いつもの年より少なめで、そのうち7名は、
「初めての発表会」でした。
昨年、コロナのために中止になり、流れが変わりました。
小さい子供達が中心の会は、未熟で、できる事も限られますが、
やる気に満ちた子供達の演奏は、そんな不安を吹き飛ばしました。
みんな堂々とした演奏でした。
そして、とても聴き応えのある良い演奏会になりました。
ソロの曲は、発表しませんが、アンサンブル曲は、YouTubeで発表しています。

★発表会の動画は、それぞれの時代のアンサンブル曲動画・解説からご覧になれます

2021年 発表会テーマは「名曲の誕生日」

通常、発表会は、小さい人から順番に紹介され、演奏していきます。
コンクールでは、さらに生年月日まで、絞られて、同じ学年でも、誕生日の若い人からです。
となると、いつも特定の人が「私が一番」となり、公平なようで、不公平さが漂います。
一番のプレッシャーは、大きいものです。(逆に最後のプレッシャーもあるでしょうが!)

特に今年は、コロナのため、連弾など人がくっついて演奏することができません。
となると、単純なパターンの演奏しかできず、一部がピアノだけ。
二部は、常にエレクトーンとピアノになってしまいます。
ちょっと、単調です。
なので、一部と二部の垣根を取っ払う事にしました。

その代わりのルールとして、作曲家の誕生日で、順番を決めよう!
と思いました。
という事は、時代を追うという事です。歴史です。

洋服やメイクなどもそうですが、どの時代にも流行があります。
音楽にも流行があります。
これは、単独ではなく、世の中の影響を受けています。
政治、宗教、様々な価値観の影響を常に受けて、変化しています。

音楽は、ルネサンス、バロック、古典、ロマン、現代(印象はこの中に含まれる)と大きく分けて、4つです。
が、きっちり、わかれるものではありません。
なんとなく、だんだん変わっていくというのは、世の常です。
なので、きっちり分けることは、不可能で、ナンセンスという人もいます。
ですが、その時代の雰囲気というものは、あります。
それを、感じで、勉強していただけたらと、思います。

今回は、ソロ曲も、一緒に分かれていますが、
全曲、解説するのは大変なので、アンサンル曲だけ、解説します。
後日、演奏も、公開します。

ソロ曲に関しては、プチ解説と作曲家年表を作りました。
こちらからご覧ください。
ソロ曲・プチ解説と作曲家年表

クラシック音楽の時代区分

クラシック音楽は、ルネサンス、バロック、古典、ロマン、印象、近代、現代
と、大きく7つの時代に分けられます。
今回、バロックから、5つに分けて、解説しながら、曲を紹介します。
★発表会の動画は、それぞれの時代のアンサンブル曲動画・解説からご覧になれます

バロック時代

バロック音楽とは17世紀はじめから18世紀半ばまでの音楽
ヨーロッパ(主にイタリアやドイツ)を中心に栄えた音楽のことを言います。
詳しくは、こちらからごらんください。
●バロック時代の音楽について

バロック時代アンサンブル曲動画・解説

管弦楽組曲 BWV.1068 H.545第三番「ガボット」バッハ
調子のよい鍛冶屋 HWV.430 ヘンデル
見よ、勇者は帰る HWV.63 ヘンデル

古典派の音楽

西洋音楽史において、1750~1820年頃までを古典派といいます。
古典派は、バロック時代からロマン派への橋渡し的な役割をした時代です。
世の中の動きとして、フランス革命やイギリスの産業革命がおこり、
王室や貴族、教会が権力をふるっていた時代から、庶民の力が強まった時代です。
詳しくは、こちらからごらんください。
●古典派の音楽について

古典派の音楽アンサンブル曲動画・解説

交響曲第94番ト長調 Hob.I:94「驚愕」第2楽章(ビックリシンフォニー) ハイドン
ピアノ協奏曲第5番 K.175(382) 第3楽章「ロンド」 モーツアルト
交響曲第9番ニ短調Op.125 より「喜びの歌」ベートーベン

ロマン派の音楽

ロマン派音楽は、だいたい1800年代初頭から1900年代まで続いたとされています。
18世紀末から19世紀は、世の中が、ロマン主義運動の思想の時代です。
詳しくは、こちらからごらんください。
●ロマン派の音楽について

ロマン派の音楽アンサンブル曲動画・解説

ユーゲントアルバムOp.68より「初めてのかなしみ」「勇敢な騎手」シューマン
ハンガリー狂詩曲よりS/G244-2 リスト
アルルの女第二組曲4曲「ファランドール」ビゼー

印象派の音楽

印象主義音楽の時代は、1883年のワーグナーの死後から、1914年第一次世界大戦が始まるまでのわずか30年程の期間です。
1800年代末から1900年代初頭(20世紀)
世の中は、まさに1800年代の世紀末であり、世紀転換期。
第二次産業革命がおこり、アメリカやドイツが世界の産業の中枢に進出してゆきます。
詳しくは、こちらからごらんください。
●印象派の音楽について

印象派の音楽アンサンブル曲動画・解説

ちいさな黒ん坊(L.114) ドビュッシー
「マ・メール・ロワ」(M,60)1. 眠れる森の美女のパヴァーヌ ラヴェル

近現代の音楽

西洋音楽史において、近代音楽は、おおよそ20世紀初頭(あるいは19世紀末)頃から第二次世界大戦の終わり頃(1945年)までの音楽を指し、
それ以降の音楽は現代音楽です。
近代音楽は、1950年までとする説。
また、20世紀以降を全てまとめて現代音楽とするという考えもあります。
詳しくは、こちらからごらんください。
●近現代の音楽について

近現代の音楽アンサンブル曲動画・解説

組曲「道化師」Op.26 2.道化師のギャロップ カバレフスキー

生まれた年による時代区分

作曲家が、どの時代(○○派)の音楽家か、区分は難しいのですが、
生まれた年によって、分ける方法も、あります。
それで見ると、上記の年代と、多少ずれが出ますが、
よくわからないときの参考になります。

バロック時代 1600~1760
古典派    1730~1820
ロマン派   1815~1910
近現代    1900~

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