下関ピアノ教室レトルピアノ

ロンドニ長調 K.382 モーツアルト

2021年4月11日 本番の演奏


大きい画面は、こちらからご覧ください。

小学5年(ピアノ歴5年11ヵ月) 中学1年(ピアノ歴7年8ヵ月) 姉弟の演奏です。
発表会では、常連になりました。
最後になって、たくさん間違えてしまったのが残念。
こういう綺麗な曲は、目立つので、絶対に間違えてほしくなかったなー
この楽譜は、モーツァルト生誕200年の時に、出版されたものです。
元々、ピアノとエレクトーン用のアンサンブル譜ですが、
レジストも、リズムも書かれていないので、データはオリジナルです。

古典派の音楽

交響曲第94番ト長調 Hob.I:94「驚愕」第2楽章(ビックリシンフォニー) ハイドン
ピアノ協奏曲第5番 K.175(382) 第3楽章「ロンド」 モーツアルト
交響曲第9番ニ短調Op.125 より「喜びの歌」ベートーベン
●古典派の音楽について
ソロ曲・プチ解説と作曲家年表
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ピアノ協奏曲第5番 K.175(382) 第3楽章「ロンド」 モーツアルト

解説

「ロンド」 K.382 は、モーツアルトが、作曲したピアノ協奏曲第5番 ニ長調 K.175(382)の
第3楽章です。
1782年3月のウィーンでの演奏の際に、ピアノ協奏曲第5番の終楽章として、後から作曲されました。
差し替えという形です。
モーツアルトも、大変気に入り、晩年まで、演奏し続けた曲で、
単独で演奏されることの多い曲です。
後から作曲されたので、別に、ケッヘル番号もついています。

ピアノ協奏曲第5番 ニ長調 K.175(382)は、1773年の12月にザルツブルクで作曲されました。
モーツアルトが、17歳の時の作品です。
第5番ですから、番号で行くと、モーツァルトが作曲した5つ目のピアノ協奏曲という事になります。
しかし、第1番から第4番のピアノ協奏曲は、エマヌエル・バッハやヨハン・ショーベルトらの作曲家のソナタの編曲であるため、
実質的にモーツァルトが最初に作曲したピアノ協奏曲です。

クリスティアン・バッハの様式を模倣して作曲された習作であり、クリスティアンの影響を留めていますが、完成度が高く、
アインシュタインなどの、音楽研究家からは高く評価されています。

この曲は、トランペットとティンパニを加えた祝祭的な作品で、
おそらくモーツァルト自身あるいは姉のナンネルの演奏を目的としたものと思われます。
後にモーツァルトはミュンヘンやウィーンでも演奏し、1777年頃にオーケストラに手を加えています。

■形式
第1楽章 アレグロ、ニ長調 4分の4拍子:協奏ソナタ形式、初稿と第二稿ではオーボエの音形が違う
第2楽章 アンダンテ・マ・ウン・ポコ・アダージョ、ト長調、4分の3拍子:展開部の無いソナタ形式
第3楽章 アレグロ、ニ長調、2分の2拍子:ロンド形式、初稿と第二稿ではオーボエの音形が違う
「ロンド」K.382:アレグレット・グラツィオーソ、ニ長調、4分の2拍子。
  「ロンド」だが、ロンド形式ではない。実際には主題と七つの変奏、カデンツァとコーダからなる変奏曲。

モーツァルトのピアノ協奏曲第5番には、ザルツブルクで作曲された1773年当時の第3楽章(Allegro)と、
ウィーンで1785年に出版された際に第3楽章として掲載されたロンド K.382の、二通りの第3楽章があります。

エマヌエル・バッハ、クリスティアン・バッハ

エマヌエル・バッハ、クリスティアン・バッハは、大バッハ(ヨハン・ゼバスティアン・バッハ)の息子です。
エマヌエル・バッハは、最初の妻の二番目の息子、クリスティアン・バッハは、末っ子
クリスチャンは、兄から、音楽を学びました。
バッハには、二度結婚し、たくさん子供がいます。
調べてみるのも、面白いですよ。

作品番号

Kは、ケッヘル番号です。K.V.と書いたりします、
ルートヴィヒ・フォン・ケッヘルによるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの作品目録。
作品番号です。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(オーストリア)
1756年1月27日 - 1791年12月5日
神童と呼ばれる

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