下関ピアノ教室レトルピアノ

ちいさな黒ん坊(L.114) ドビュッシー

2021年4月11日 本番の演奏


大きい画面は、こちらからご覧ください。

小学3年(ピアノ歴4年2ヵ月) 5年(ピアノ歴3年8ヵ月)の演奏です。
なかなか、リズムをきちんと弾くのが難しいようでした。
ノリも。
連弾譜からの、アレンジです。
なぜか、音量を上げると、ハウリングしてしまうので、小さめでupします。

印象派の音楽

ちいさな黒ん坊(L.114) ドビュッシー
「マ・メール・ロワ」(M,60)1. 眠れる森の美女のパヴァーヌ ラヴェル
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ちいさな黒ん坊(L.114) ドビュッシー

解説

この曲は、1909年作曲されました。
テオドール・ラックという人が編集した「ピアノ初級教則本」の中に収録されています。
この教本は、長年忘れられたままになっていました。
この曲には「お菓子のダンスと呼ばれる黒人の踊り」というサブタイトルが付けられています。
日本では、昔は「小さな黒人」というタイトルで親しまれていました。

この曲は「子供の領分」の「ゴリウォークのケーク・ウォーク」と同じ、
「ケーク・ウォーク」のリズムで書かれています。
ケーク・ウォークとは、ケークウォークとは、黒人特有のダンス・ステップです。

この曲は、黒人の子供たちの当時の遊びを題材に書かれています。
子供達がお菓子を貰う為にダンスを競い、勝者に賞品としてお菓子が送られたということです。
「ゴリウォークのケーク・ウォーク」の子供版のような感じですね。

曲も、A-B-A-Bという簡潔な形式で書かれています。

ドビュッシーは、あまり子供向けの曲(子供が弾く曲)は書いていませんが、
1905年に、娘のエマが生まれてから、
彼女のために「子供の領分」を書いたり、子供目線になりました。
この曲も、そのころに、書かれたものです。

ドビュッシーの作品番号

ドビュッシーの曲には、音楽学者フランソワ・ルシュール(Francois Lesure)が作成した作品番号があります。
「L番号」といいます。
弦楽四重奏曲には、「Op.」の作品番号がつけられています。

クロード・アシル・ドビュッシー(フランス)
1811年10月22日 - 1886年7月31日

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