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この曲を演奏しているのは、小学4年と6年の女子です。
普段から一緒に遊んでいる友達同士です。
ぜひ、二人で一緒にやりたいという希望で、ペアを組みました。
小学4年の生徒さんは、ショパンの「前奏曲」を私と一緒に連弾した女子です。
とても頑張り屋で、まだ習い始めて1年半ですが、
めきめきと上達しています。
この曲のメロディーはフルート3重奏になっていて、両手で弾いても
難しく、まず譜読みが大変だったと思いますが、
余裕で、仕上げました。
また、打ち込みで作ったrit.に合わせて弾くのも大変でしたが、
ちゃんとマスターしました。
ピアノの生徒さんは、小学6年になり、
忙しくて、ぎりぎりまでエンジンがかからなかったので、
本番ゆとりがなく、暴走してしまった箇所もありましたが、
なんとか、弾けてよかったです。
この曲は現在は、ソフトバンクのCMに使われています。
たびたびCMやテレビ番組で使われるおなじみの曲です。
「あし笛」以外に、「くるみ割り人形」の曲は、テレビではよく使われています。
「くるみ割り人形」は、ご存知の方も多いと思いますが、、
チャイコフスキーの三大バレエ音楽の最後の曲です。
1892年にサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で初演されました。
チャイコフスキーは、バレエ公演の前に、数曲の音楽だけ取り出して演奏会で発表しました。
演奏会の依頼を受けたとき、あいにく手元に新作がなく、急遽作曲中の『くるみ割り人形』から8曲を抜き出して
演奏会用組曲としたようです。
それは、バレエ組曲「くるみ割り人形」Op.71aになります。
作品番号にaが付きます。
1892年3月19日に初演されました。
「葦笛の踊り」(Les Mirlitons) は「くるみ割り人形」の2幕、
クララが訪れたお菓子の国で、色々な国の人が、踊りを披露する場面で登場します。
その中で、「葦笛の踊り」はフランスの踊りという事になっています。
葦笛が、フランス?
そもそも、葦笛って何?
という疑問が生まれます。
調べてみると、葦笛は、葦の葉を丸く巻いて作った笛。
と、あります。
ますます?です。
国によって、この曲の題は変わっています。
ロシア語では、「Танец пастушков」=羊飼いたちの踊り
フランス語では、「Danse des mirlitons」=ミルリトンの踊り
ミルリトンは、カズーという笛のことで、騎兵の帽子とのことも意味するようです。
さきがとがっているからでしょうか?
フランスの兵隊さんの曲、だったのかもしれませんね。
この曲をアンサンブルするにあたり、
レジストチェンジするためには、どうしてもリズムを入れない訳にはいきません。
子供は、自分でかえられないからです。
でも、元々リズムのない曲で、まっすぐではなく、伸びたりするので、
その部分をどうするかが、課題でした。
伸び方も、はっきり出すすわけにもいかず、「こんな感じ」と、
感で、覚えこんでもらうしかないので、そのあたりが、難しかったです。
それで、こんな風にしてみました。
★アンサンブル曲の解説はこちらからご覧になれます
1.プレリュード7番 Op.28-7 ショパン
2.「8つのユーモレスク」より第7曲 Op.101-7 ドヴォルザーク
3.「グノシエンヌ」第3番 サティ
4.おもちゃの兵隊の行進曲 Op.123 イエッセル
5.故郷(ふるさと)文部省唱歌 岡野貞一
6.「くるみ割り人形」op.71より「あし笛の踊り」チャイコフスキー
7.「天国と地獄」序曲 オッフェンバック
8.「6つのウィーンソナチネ」K.439b より第1番(Ⅳ)モーツァルト
9.交響曲第5番Op.67「運命」(Ⅰ) ベートーベン
10.「威風堂々」Op.39-1 エルガー
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