下関ピアノ教室レトルピアノ

3.「グノシエンヌ」第3番 サティ

2022年5月1日 本番の演奏


大きい画面は、こちらからご覧ください。

この曲はもピアノ曲のイメージが強い曲です。
しかし、管弦楽用つまり、オーケストラのアレンジもあります。
今回は、コロナもありますし、知らない人がくっついて演奏するのは、
抵抗がありますので、ピアノとエレクトーンでのアンサンブルという形をとりました。

エレクトーンで弾くので、オーケストラアレンジを参考に、
レジストを組みました。

演奏は、小学6年と高校2年生と大きいですが、
ピアノ歴は、小学生は半年、高校生も1年10ヶ月ぐらいと
二人とも初心者です。

この年齢なので、初心者だからといって、かわいらしい曲を選ぶわけにはいきません。
それなりの曲選びも重要でした。

演奏面においては、まだまだなので、拙さが出てしまいますが、
よく頑張ったと思います。

3.「グノシエンヌ」第3番 サティ

「グノシエンヌ」第3番について

この曲は、アルコンの生感覚レンズ のCMで最近まで、使われていました。
男女二人が、ピアノに座って、コンタクトレンズの歌詞付きで歌っています。
曲の出だしを聴くと、ピンと来るはずです。

『グノシエンヌ』(Gnossiennes)は、
エリック・サティが1889年から1891年と1897年に作曲したピアノ曲です。
第1番から第3番の『3つグノシエンヌ』は、1890年、サティが24歳の時に作曲した作品です。
第4番から6番は、。サティの死後、発見され、
自筆譜に「グノシエンヌ」の題名が書かれていたわけではなく、
作曲時期や曲の傾向から「グノシエンヌ」と勝手に命名されたものです。

『グノシエンヌ』とは、フランス語ですが、色々な説があります。
かつては、古代ギリシアのクレタ島にあった古都「グノーソス宮」
に由来するというのが定説でしたが、
神秘教会グノーシス派に由来したサティによる造語であるともいわれます。

『グノシエンヌ』の曲の特長は、
古代ギリシャの詩の脚韻を踏んだリズムが伴奏部に使われています。
第三番は、ブン・チャーチゃというリズムの伴奏が、ずっと続きます。
また、増2度が多用された旋律が、東洋風の響きというか、
不気味な雰囲気を醸し出しています。

元々風変りな作風で知られてしますが、
この曲は、拍子もなく、小節線も書かれていません。
そして、曲に合わせて、意味不明な詩のような言葉が、
添えられています。

先見の明を持って・・・
ひとりで少しの間・・・・
空洞になるように・・・
これは、演奏への指図なのか?
不思議な言葉が並びます。

『グノシエンヌ』は、ビアノ曲ですが、
1946年、プーランクにより、アレンジされたオーケストラ編曲版があります。
今回、アンサンブルにするにあたり、この点に注目して、仕上げました。
ちゃんとしたオーケストラアレンジがあるのなら、大助かりです。

しかし、楽譜を探してみましたが、見つかりません。
仕方がないのでYouTubeを聞いて、
楽器を判断し、レジストを組むことにしました。

アンサンブル曲の「解説」

★アンサンブル曲の解説はこちらからご覧になれます
1.プレリュード7番 Op.28-7 ショパン
2.「8つのユーモレスク」より第7曲 Op.101-7 ドヴォルザーク
3.「グノシエンヌ」第3番 サティ
4.おもちゃの兵隊の行進曲 Op.123 イエッセル
5.故郷(ふるさと)文部省唱歌 岡野貞一
6.「くるみ割り人形」op.71より「あし笛の踊り」チャイコフスキー
7.「天国と地獄」序曲 オッフェンバック
8.「6つのウィーンソナチネ」K.439b より第1番(Ⅳ)モーツァルト
9.交響曲第5番Op.67「運命」(Ⅰ) ベートーベン
10.「威風堂々」Op.39-1 エルガー
2022年 発表会Top

<< 前のページに戻る