下関ピアノ教室レトルピアノ

10.「威風堂々」Op.39-1 エルガー

2022年5月1日 本番の演奏


大きい画面は、こちらからご覧ください。

演奏は、小学4年男子と私です。
彼は、4才になるかならないかの時から、着ています。
譜読みが、得意でどんどんクリアして、
あっという間に、ソナチネまで弾けるようになりました。

なので、このぐらいの曲は、
やり遂げるだろうと、選びました。

さすがに、前半のテンポの速い部分のメロディーは、
入り組んでいて、弾きにくく、少しテンポを落としましたが、
やり遂げました。

テロップにも書きましたが、本当に打ってあるリズムが難しく、
合わせるのが、私でも大変でした。
何度も、戻るのですが、そのたびに出てくる
半音が上昇していく部分は、微妙に違い、
間違えそうになったり、リズムに合わなくなったり、
大変な部分でした。

私は、伴奏にまわる部分は、かなりそっと弾いています。
特に、真ん中のゆったりした部分は、目立たないように弾いています。
人の音を聴いて、この様に、さじ加減が出来るような弾きわけを、
みんなが意識して出来るように、
来年は、頑張りたいと思っています。

10.「威風堂々」Op.39-1 エルガー

「威風堂々」について

『威風堂々』第一番は、テレビを見ていると色々なシーンで使われています。
CMでも、よく使われていますね。
最近では、「シュクルヴァン」というパン屋さんのCMで流れていました。
地域限定ぼかったです。

『威風堂々』は、第1番から第6番まであります。
作曲は、イギリスの作曲家エドワード・エルガーによります。
第1番から第4番は1901年から1907年にかけて作曲され、第5番は晩年の1930年に作曲された。
第6番は、遺稿から見つかり、未完成でしたが、
アンソニー・ペインによって補筆・完成されました。

さて、日本では『威風堂々』と呼ばれるこの曲の題ですが、
原題 "'Pomp and Circumstance" です。
シェイクスピアの戯曲『オセロ』第3幕第3場の台詞
"The royal banner, and all quality,
Pride, pomp, and circumstance of glorious war!"
から、とられたものです。

日本語では、
堂々たる軍旗、輝かしい戦場におけるいっさいのもの
その誇り、壮絶な光景!

pomp とは「壮麗、華麗」、circumstance とは「儀式張った、物々しい」といった意味合いで、
『威風堂々』という題名はかなり強引な意訳です。

今回演奏する第1番は、『威風堂々』の中でも、とびぬけて有名です。
第1番は、1901年、44歳の時に作曲され、
同年の10月19日にリヴァプールにてアルフレッド・ロードウォルドの指揮で初演されました。
エルガーの友人でもあったロードウォルドと、リヴァプールの管弦楽団に捧げられました。

中間部は、ゆっくりしたテンポの曲に変わりますが、
『Land of Hope and Glory(希望と栄光の国)』と題され、第2の国歌として愛唱されています。
この部分は、エドワード7世から要望で、歌詞もついています。

今回の演奏は、エレクトーンの楽譜とデータを使い、
原曲スコアをみて、改良しました。
ピアノパートは、適当に考え、私が弾くことにしました。

テンポの変化に合わせるのが難しい
リズムデータになっています。

アンサンブル曲の「解説」

★アンサンブル曲の解説はこちらからご覧になれます
1.プレリュード7番 Op.28-7 ショパン
2.「8つのユーモレスク」より第7曲 Op.101-7 ドヴォルザーク
3.「グノシエンヌ」第3番 サティ
4.おもちゃの兵隊の行進曲 Op.123 イエッセル
5.故郷(ふるさと)文部省唱歌 岡野貞一
6.「くるみ割り人形」op.71より「あし笛の踊り」チャイコフスキー
7.「天国と地獄」序曲 オッフェンバック
8.「6つのウィーンソナチネ」K.439b より第1番(Ⅳ)モーツァルト
9.交響曲第5番Op.67「運命」(Ⅰ) ベートーベン
10.「威風堂々」Op.39-1 エルガー
2022年 発表会Top

<< 前のページに戻る