愛のあいさつOp.12は、「威風堂々」で有名な、エルガーの初期の作品です。
1888年に書かれました。
この曲は、キャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に彼女に贈った曲です。
アリスは、エルガーのピアノの生徒でした.
年は、エルガーより8歳年長(当時39歳)です。
彼女の両親の反対を押し切っての結婚でした。
なぜなら、まず宗教の違いです。
エルガーはカトリック、アリスはプロテスタントでした。
そして、身分の格差です。
アリスは陸軍少将の娘でした。
それに対しエルガーは、無名の貧しい作曲家でした。
「愛のあいさつOp.12」の楽譜は、よく売れたそうですが、
エルガーには数ポンドの収入しか入らなかったようです。
2人は1889年5月8日にブロンプトン祈祷所で結婚しました。
このときからこの世を去るまでの間、彼女はエルガーの仕事のマネージャーとしてずっと彼を支え続けました。
エルガーはピアノ独奏用、ピアノとヴァイオリン用、小編成の管弦楽などいくつかの版を残しています。
今回の発表会では、エレクトーンとピアノのアンサンブルにするため、
エレクトーンは、オーケストラのスコアを使いました。
ピアノパートは、連弾用のスコアと、ピアノとヴァイオリン用のスコアの両方を利用して、
伴奏ばかりにならないように、工夫しています。
★アンサンブル曲の解説と動画はこちらからご覧になれます
1.ワニのさんぽ ホロヴィッツ
2.どうぶつメドレー(山の音楽家~ぞうさん~かえるの合唱~かっこう)
3.トルコ行進曲Op.113-4 ベートーベン
4.となりのトトロメドレー(さんぽ~風のとおり道~となりのトトロ) 久石 譲
5.人形の夢と目覚め Op.202-4 エステン
6.「くるみ割り人形」Op.71a 行進曲 チャイコフスキー
7.愛のあいさつOp.12 エルガー
8.ペルシャの市場にて ケテルビー
9.ピカデリー サティ
10.トルコ行進曲K.311 モーツァルト
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