下関ピアノ教室レトルピアノ

3.トルコ行進曲Op.113-4 ベートーベン

2024年4月28日 本番の演奏


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3.トルコ行進曲Op.113-4 ベートーベン

トルコ行進曲Op.113-4について

ベートーベンの「トルコ行進曲」は、1811年秋から1812年にかけて作曲されました。
劇付随音楽『アテネの廃墟(The Ruins of Athens)』(1811年)の劇中の中で演奏される1曲です。

その劇に使うため元々あった「創作主題よる6つの変奏曲」Op.76(1809年作曲)というピアノ曲の主題を
転用して作曲されました。

現在、「アテネの廃墟」が上演されることはなく、「トルコ行進曲」だけが有名になり、
演奏され続けています。
ベートーベンは、自分自身でこの作品を「気晴らしの小品」と呼んだそうです。

元はオーケストラで演奏される曲ですが、
アントン・ルビンシテインによるピアノソロの編曲が有名になり、ピアノで演奏されることも多いです。
ちなみにフランツ・リストはピアノと管弦楽のための「幻想曲」に編曲しています。

この時代の行進曲

行進曲は、マーチ。
マーチのリズムは、4分の2拍子で、タンウン タンウン タンタンタンウン
というのが軸になっています。
このトルコ行進曲もこの法則にのっとって作曲されています。

注目したいのは、リズムを刻む打楽器です。
今日、私たちの感覚では、マーチと言えば小太鼓です。
鼓笛隊というば、小太鼓です。
ところが、ベートーベンのこの曲に小太鼓は出てきません。
その代わりに、トライアングルが、ずっとリズムを刻みます。
そして、時折シンバルが鳴り響きます。

モーツァルトの「トルコ行進曲」をオーケストラアレンジしたものを
聴いたことがありますが、その演奏でも同じように、トライアングルが始終なり、
小太鼓は出てきません。
この時代のマーチの編成のありかたなのでしょう。

今回の発表会は、エレクトーンとピアノのアンサンブルですが、
このオーケストラの編成を意識して、忠実に再現しています。

アンサンブル曲の「解説」

★アンサンブル曲の解説と動画はこちらからご覧になれます
1.ワニのさんぽ ホロヴィッツ
2.どうぶつメドレー(山の音楽家~ぞうさん~かえるの合唱~かっこう)
3.トルコ行進曲Op.113-4 ベートーベン
4.となりのトトロメドレー(さんぽ~風のとおり道~となりのトトロ) 久石 譲
5.人形の夢と目覚め Op.202-4 エステン
6.「くるみ割り人形」Op.71a  行進曲 チャイコフスキー
7.愛のあいさつOp.12 エルガー
8.ペルシャの市場にて ケテルビー
9.ピカデリー サティ
10.トルコ行進曲K.311 モーツァルト
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