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ピアノを習っているとこんな効果(いいこと)がある!

ピアノには精神安定効果がある!

モーツアルト

モーツァルト効果・α派の揺らぎ

「モーツァルトの音楽には、精神安定効果がある。
という話を聞いたことがある方も多いと思いますが、
クラシック音楽全般に、脳波を整える癒し効果があると言われています。
植物にまで、クラシックを聴かせると、成長がよい。
と言われるように、クラシック音楽の脳や精神に与える影響は大きいと言えます。

ある生徒さんは、ピアノを習い始めたとき、小学1年生でしたが、
とてもわがままで、ちょっとしたことで怒ったり、機嫌が悪くなるタイプの子供でした。
自分の好きなシールが、他の人に取られてない。
といって、大声で怒鳴ったり、ひどい状態でした。
ところが、テキストの曲を練習するうちに、
次第に穏やかになって行くのがわかりました。
最後は本当にいいお嬢さんになって、別れるのが辛かったのを覚えています。
彼女は、曲の中から様々な「気持ち」を学び、
人間的に、成長していったようです。

人は、生きているといい時も悪い時もあります。
悲しく、辛い思いをしている時、
ピアノに向かう事で、支えられた。と思える事は、何度もあります。
そんなとき、本当に「ピアノが弾けて良かったな。」と思うのです。

クラシック音楽の精神的効果については、こちらもご覧ください。
体に効くクラシック音楽

 

ピアノを習うと頭が良くなる?脳トレ学習効果!

東大生の6割は、子供の時にピアノを習っていた。
という統計結果が、あります。
東大生の話を聞いてみると、
「ピアノを練習することで、努力をする力が付いた。
問題に取り組む集中力がついた。
やればできるという自信がついた。
課題に取り組むプロセスが身についた。」

という、意見があったそうです。

「モーツァルト効果」の中には、モーツァルトを聞いて試験に挑むと
聞いていないグループよりも、テストの点が高くなった。
という実験結果もあります。
クラシック音楽を聴くだけで、学習効果が上がるというのです。

又若者だけでなく、高齢者には、
指を動かすことで、脳が活性化され、認知症予防につながる。

という効果もあります。
左右の手を別々な動きをさせる。
音符を読んで、手足を動かす。
という行為が、脳を活性化する事は、間違いなさそうです。

ピアノは色々な学問の集まり!

音楽は、数学である
音楽には、リズムがつきものですが、
リズムは、1小節に何個という決まりがあり、
必ず、特定の数になるようにしなければいけません。
これ自体が、すでに「算数」です。

「楽典」という勉強をしていると、今度は「音程」という課題が出てきます。
2音感の音程は、何度か?
この音程の響きによって、表現が変わって来るのです。

又、あるときはこの速さで、何小節演奏すると、何分かかるか。
そういう問題もあります。
まるっきり、算数の世界ですが、この計算が出来ないと、
映画のバックの音楽もかけませんし、
コンクールの課題は、何分以内で。と書いてありますから、ないがしろには出来ません。
この様、音楽自体が、計算された数学だと言っても過言ではないようです。

音楽と歴史は密接な関係がある
音楽は、歴史と切ってもきれない関係です。
常に、クラシック曲の中には、戦争など、大きな歴史が関係しています。
ショパンは「革命」という曲で、1831年のロシアによるワルシャワ侵攻に対する怒りを込めています。
ムソルグスキーは、「展覧会の絵」の中で、
他国の侵入を度々受ける「キエフ」への思いを、かきました。

ドビュッシーもシューマンも自分の子供の為に、生活の中にある身近な物を曲にして、
当時の流行っていたもの、生活習慣などを教えてくれます。
他にも沢山の作曲家が、歴史や当時の街の様子を曲にしています。
クラシック曲を学ぶには、歴史も学ばないといけない。
切っても切れない、間柄と言えます。

音楽は、語学とも関係深いがある
「楽語」という、楽譜の中に書かれた、指示言葉があります。
これは、主に作曲者が、演奏者に向けて、こういうふうに弾いてほしい。
というアドバイスであり、演奏する上での大きな手がかりです。
音楽の速さや強弱、表現方法について、書いてあります。
この言葉は、主にイタリア語で書かれています。
(フランス語の事もありますし、日本人の楽譜で日本語で書いてある場合もあります。)

これは、音楽のための特別な言葉ではなく、
イタリア人やヨーロッパの人にとっては、日常の言葉だったりするので、
ヨーロッパに旅行に行ったとき、言葉がわからなければ、
「楽語を言えば、通じるよ」ある調律師さんがおっしゃっていました。
ドレミも、イタリア語です。

このように、音楽は、語学にも関係していることがわかります。
私たちはわからないので楽譜に書いてある楽語を、面倒だと感じてしまいますが、
興味をもって勉強するのもいいかもしれません。